ベトナムで1700万円のマンションを購入してから8ヶ月住んでわかったメリット・デメリット

こんにちは、ベトナムで現地企業で働くでんちゅうです。


今日は過去記事で紹介したこともある、でんちゅうが購入したベトナムのマンションのお話です。

参考記事:
ベトナムで家を買ったった話。
ベトナムで1700万円で購入したマンションが◯◯◯◯万円になった


早いものでベトナムでマンションを購入し、引き渡しを受けてから約8ヶ月が経ちました。

実際にマンションに住んでみて感じているベトナムでのマンション・住宅購入のメリット・デメリットがいくつかありますのでご紹介します。

ベトナムでマンションを買うメリット

メリットの前提として僕の場合は妻がベトナム人で子供が1人いる事、ベトナムでの仕事があり今後も長期でベトナムに滞在する予定ということをご留意ください。

金銭的にお得

ベトナムで所帯持ちの方がそれなりのグレードのサービスアパートメントをハノイ市の中心部で借りるとぶっちゃけ東京とそんなに変わらないくらいの価格になります。

3LDKで800 〜1500 USDといったところでしょうか。年間にして18,000 USD (約200万円)になることを考えれば、かなりの負担になります。僕の様にベトナム現地で長期に渡って活動をするのであればマンションを借りるより買ってしまった方がリセールバリューも考えてお得になることの方が多いです。ベトナムの不動産は今はコロナショックのあおりを受けて若干下がっているところもあるそうですが、基本的に10年スパンで見れば右肩上がりでしょう。

10年1,500 USDの家を借りて住む: マイナス2000万円
10年住んで仮に購入価格と同じ金額で売却できた場合: プラス300万円

あ、ちなみにマンションの場合ベトナムでは固定資産税は取られません。そして社会主義のベトナムでは所有権は認められず、外国人は50年の期限付き使用権です。しかしベトナム人の妻・夫名義なら永年となり、子供に使用権を相続することができるので実質的に所有権となります。

10年、20年ではマンションの価格は落ちないので上記の計算は自分でも堅めにみてると思います。ポイントとしては需要が落ちづらく、現在人が定着して今後も発展するエリアを選ぶ事です。僕の場合は日系企業も多く入るオフィスがあり、ハノイのシンボルとなっているロッテセンターハノイから車で5分程度のところを選びました。

仕事で変にお金のプレッシャーがなくなった

ベトナムのマンションは住宅ローンとかないので基本は現金で一括買い上げします。僕の場合はお金が足りなかったので600万円だけ銀行から借り入れをしましたが、それももうすぐ返済が終わります。住宅ローン完済です。日本だったら35年住宅ローンとか組んで毎月家賃を払うようにコストを支払うことになりますが、その必要が一切ないので仮に仕事をクビになったり会社が倒産しても「来月のローンの支払いどうしよう」にはならないので肩に変な力が入らないで仕事ができるのはベトナムで不動産を購入したメリットだったなと思います。人口も減ってこれから不動産の需要が減って経済も落ち目の東京の不動産が5000万円とかするのと比べると人口ボーナス期間突入で経済成長年6%とかのベトナムで1000万とか2000万円の不動産なんて安い買い物ですよ。

自分が持つ家がある安心感

僕はもう7年ベトナムに住んでいますが、どんなに生活に慣れてもここは異国。という事実は変わることはありませんし、日本ではありえないような事件があります。あ、暴力事件とか殺人事件とかではないので心配しないでくださいw それは借りてる家から追い出される。という事件です。僕の知り合いでも少なくとも5人くらいは経験者がいるのですが、ベトナムっていうのは大家さんが強い国なので家賃の急な値上げ(これは経済が成長しているのでしょうがないかも)や他に良い借りてが見つかったので出ていってくれ。なんて事は日常茶飯事にあります。一番ひどい話では帰ったら自宅のマンションの鍵が変えられていて使えない。大家さんに聞いたら、次の借りてが決まったからもう使えないよ。と言われたそうですw 自分の生活のベースである家が明日使えなくなるみたいな状況、数は少ないとはいえ一抹の不安を持って生きるのは嫌なものです。しかし自分の家さえ買ってしまえばそんなことはまったくありえなくなるので安心して生活ができます。

ジムがある

これはマンションによるので一概には言えないのですが、ある程度のクラスのマンションになるとジムが付いている事が多いです。僕の購入したタワマンには6階にジムが入りました。自分の住んでいる建物にジムがあるっていう経験がはじめてでしたが、これはかなりいいです。早朝仕事へ行く前にジムへ行って一汗かいて自宅へ戻って仕事の準備して出かけることもできますし、仕事から帰ってきて夕飯食べて一休みしてから移動時間0分のジムへ行くっていうことができるのでめちゃめちゃ幸福度高いです。3年契約しました。

メリットはこんな感じでした。次はデメリットをお話したいと思います。

売りどきがよくわからない

ベトナムの不動産関係の人に聞くと、ベトナムのマンションは投資で利ざやを稼ぐなら10〜20年くらいで売った方が良いですよ。と言われます。それは建設技術や資材のクオリティや今までの傾向から言えるらしいのですが、正直これは「?」が付きます。そもそもベトナム国内でタワマンなんて建設がはじまったのが20年前くらいそこらで、取引件数自体がおそらく全然なかっただろうし、建設技術は確実に上がっているハズなのと、日本と違ってベトナムは地震がほぼないのにそんなにすぐ売らなきゃ利ざやが稼げないのか?実はもっと後に値上がりしたりするんじゃないのか?って思っちゃいます。結局不動産屋も商売ですからね。半信半疑です。とはいえ、いつが売りどきなの?っていうのはよくわからないのはデメリットかな〜と思っています。

時々内装に欠陥がみつかる

日本と比べたら破格の安さで内装を仕上げたのでしょうがないっちゃーしょうがないのですが、時々欠陥が見つかります。1つ目は床のフローリングの木材が夏の暑さで膨張して一部ズレてしまったようで上に乗るとパカパカ音がするようになりました。2つ目は湿気の多い浴室で収納棚の木目調カバーがベロンと剥がれてしまいました(写真撮っとけばよかったw)、小さいですが、こんな感じの欠陥はあり、これからも出るかもしれません。ただどれも致命的な欠陥ではなく、修理を呼ぶとマンションの修理担当がすぐ来てくれてソッコーで直してくれるので大きな不満にはなっていません。

今日はこんな感じで。ベトナムでタワマンを1700万円で購入して8ヶ月住んだレビューを書いてみました。総じてタワマン暮らしは快適です!

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