息子が生まれた話。ベトナムで赤ちゃん出産 !!

こんにちは★でんちゅうです。赤ちゃんが生まれたのでそのご報告と出産記録を書きます。途中からは本当に自分への記録とか「これからうちもベトナムで出産します」という他の方への参考になればいいなー。という思いで詳細に書いていたため、とても長くなっちゃいましたwwww 

まずは読者のみなさまへご報告

2019年の秋、第一子となる息子が生まれました !! 現在は母子ともに健康です(妻は産後でヘトヘトですがそれは後ほど書きます) !

ベトナムへ来て7年目、当初来た時は「海外でのビジネス経験」を得るために短期で滞在する予定でしたが、気がつけばベトナムで昨年結婚し、結婚後、1年目で第一子を授かる事になりました。人生ってわかんないですねーw

初産でしかもベトナムという事で出産準備から当日までドキドキしながら過ごしましたが、特に大きなトラブルはなく思った以上に安産でした。何より。何より !!

お腹にいるときから成長が早く、出産予定日近くの体重は4キロを超えるんじゃないかという話をしていたら赤ちゃんは若干早いタイミングで生まれていました。それでも3キロを超えているので十分な体重です。このままビッグな男になってほしいと父は願うばかりです。
  

陣痛

陣痛は突然やってきました。まだ出産予定日より前だったこともあり、夫婦の会話で「あと数週間で生まれるねー」的な話をした翌朝でした。朝起きたら嫁がいない。

どうやらトイレに行ってるようですが、頻繁に行くので様子が変だなー。と思い「どうしたの?」。と聞いたところ、「生まれるかもしれない痛い」との返答。

陣痛が来ていました。

正直焦りました(^_^;) 家の中をウロウロしてどうする、どうすると文字通り右往左往していたら妻の方が冷静で「病院いくよ」と痛みで顔を歪めながら言い放ちました。「うん!」身支度を整え、嫁のお母さんを呼び、Grabでタクシーを呼びました。嫁が。俺、無力。(´;ω;`) もし、これから出産を控えている方が読んでたら是非当日のシミュレーションはしておくことをおすすめします。僕みたいにならないように。orz

近場で良かった病院

朝8時、通勤ラッシュのベトナムで僕たちはGrabのタクシーに乗り込みました。しかし、道が混んでる混んでる。陣痛で苦しむ妻を乗せた車はノロノロ運転でハノイの街を進みます。幸運にも手配していた病院は家から1キロ圏内だったので渋滞でも30分程度で到着することができました。ハノイの交通事情を考慮するとやはり病院は近場で良かったです。 病院へつくとするに妻と付添いお母さんだけ検診室へ入りました。

まだ生まれないよ

「このまま生まれるのかなー」。なんて思いながら病院の待合室で待っているとお母さんだけ戻ってきました。お母さんとの会話は100%ベトナム語なので、でんちゅうはすべてを理解することはできないのですが、「まだ生まれない」、「仕事行ってきていいよ」っていう部分だけわかりました。どうやらまだのようです。たしかに初産だと陣痛から出産まで時間がかかるという話とかって聞いたことがあったので、ひとまず職場へ行きました。でも、正直仕事どころではありません。「何かあったらすぐ駆けつけられるところにいたほうがいいよな・・・」。でんちゅうは、お昼ごろに早退して一旦自宅待機することにしました。

妻帰宅!

家に帰ると、カギが空いています。あれ?と思いながら玄関をあけるとそこには妻とお母さんが!!「どうしたの?」お互い同じリアクションwww どうやら、陣痛が収まったことや子宮口の感じなどでまだ生まれるまで時間がかかるという判断が産婦人科医の先生からくだされたようで、一回家に戻りなさい。と言われたそうです。その話を聞いてでんちゅうも「出産 陣痛 タイミング」みたいなキーワードで検索したら日本人の方のブログ記事で初産でフライング陣痛が来て結局その3日後に生まれた。という話などがありました。初産て難しいのですね。。 なにはともあれ、一旦落ち着いたので僕はそのまま自宅でPCを開き仕事をして1日過ごしました。が、夜になると再び陣痛の痛みが現れだしました。

陣痛ふたたび!

夜はいつもどおり就寝したものの、妻は陣痛が若干来ているようで時々つらそうにしていたので腰をさすってあげたりしていました。ただ、朝ほどではないのでそのまま夜は自宅で休むことになりました。この日は妻のお母さんもうちに宿泊しました。明け方、昨日と同じ様に嫁が起きてどこかに行っている事に気が付きました。リビングへ行くとソファーに腰掛けてつらそうにしていました。「もしかして、陣痛きてる?」話しかけるとコクリと頷くだけ。これは相当に辛いんだろうな。と思いその後はあんまり話しかけないで腰をさすったりしてました。朝になりいよいよ陣痛が本格的に10分間隔でくるようになったため、病院へ。しかしこの日は「昨日と同じパターンもありえるから、でんちゅうは職場行って」と言われて、僕は仕事に行きました。職場について1時間弱、嫁から電話が!出るとお母さんでした!ベトナム語だったのでほぼ理解はできませんでしたが、もうすぐ生まれるっていうところだけ聞こえたので「OK !! 」と言って早退しました。病院へ向かいます。いよいよ生まれるのかー。ドキドキしながらハノイの街を移動します。この日はハノイにしては珍しく快晴で青空でした。オフィスから病院へは渋滞もなく20分くらいで付きました。

45分 !!

10時ちょい過ぎに病院へつくと、待合室にお母さんがいて「まだ生まれてない」と言いました。お、間に合った!! そのままお母さんと待合室のソファーで待っていると30分後くらいに産婦人科医の先生が現れてベトナム語でなにか言いましたが、これはさっぱりわからなかったですwww しかし先生ががっしり握手してきたので「あ、無事生まれたんだ!」と確信しました。お母さんも嬉しそうです。分娩室に入ってから赤ちゃんが出てくるまで45分間だったそうですw めちゃくちゃ安産 !!!! とそのあとみんなに言われましたw 良かった、良かった !! その後、抗菌服(っていうのかな?)を着て分娩室へ入ると疲れ果てた妻と赤ちゃんがいました。これはすごく感動しました。うわー、無事に生まれてきてくれたー。すごい小さいけどがんばって生まれてきたんだね〜。とか妻もよくがんばったね〜。といろいろな事に感謝の念が生まれてきました。一瞬の対面を果たしたあとは後処理のために再び僕らは待合室へ戻りました。しばらくすると妻と赤ちゃんが分娩室から個室へと移動しました。僕たちもそこへ向かいます。

赤ちゃんを抱っこする

個室へ入って赤ちゃんを抱っこしました。とても小さいですが思ったよりも重くて妊娠している時はこれは大変だわ!と改めて思いました。まだ皮膚が薄く薄っすら赤いです。生まれたばかりなので顔がどちらに似ているとかはよくわからないのですが、僕はなんとなく鼻が僕に似ているような気がしました。不思議な感覚です。自分で抱っこした瞬間にもうめちゃめちゃ可愛いな〜 !!!!!! という感情になりました。出産前にお父さんの先輩方から「赤ちゃんが生まれたら世界観と価値観が変わる」。と言われていましたが、さっそく実感しました。ひどい奴だと思われるかもしれませんが、今までは正直「赤ちゃんかわいい」ってあんまり思った事なかったですが、これからは確実にSNSに上がってくる赤ちゃんの写真に”いいね”してしまう気がします。とにかく可愛い。その一方、妻は疲れ切っていました。

出産後は交通事故後、と一緒

ツイキャスで、リスナーの方に教えてもらいました。「出産直後のカラダの状態って、交通事故後と同じ」だそうです。妻も顔面蒼白で本当に大丈夫か!?と心配になりましたが、ベッドに横になりながらもしっかり会話はできていたので一安心しました。日本だったら出産の後は1週間程度入院するのが一般的ですが、ベトナムは1泊2日とかで退院します。しばらく病室(と言っていいのかな? )へいた後僕はひとりで帰路につきました。翌日は午前中に仕事のアポイントが入っていましたが、午後には早退して妻を迎えに行く予定でいました。日本の会社もそうだとは思いますが、ベトナムの所属先の会社や取引先は「家族優先」が基本です。そのため、基本的には出産直後から数日間は「奥さんの面倒をみなさいー」という感じになりあんまり仕事に神経を使わなくて済んだのはありがたかったです。迷惑をかけた方もいましたが、みんな協力的でとてもありがたかったです。翌日のアポは妻と赤ちゃんも安静にしている必要があったので「仕事、行って来い」と妻から言われたのでキャンセルしないで行きました。翌日のお昼にアポを終え、病室に戻ってきたら「今日、退院できなくなった」と言われました。

やっぱり体力回復には時間がかかる

日本で1週間入院するくらいですから、2日目で退院しないと言われても、普通にそれでいいんじゃないか。と思いましたw 理由を聞くと出産後は血が足りなく、朝少し歩いてみたら貧血でブラックアウトしてしまったみたいで、お医者さんから大事を取って入院を延長した方が良いと言われたそうです。そのまま妻は入院を1日延長(1日で大丈夫なのかw) 確かに顔色は血の気がないような気がしてとても心配しました。しかし次の日迎えにくると血色が戻って元気になってました。ただ、赤ちゃんの夜泣きで睡眠はほとんど取れてないようでした。入院中はお母さんがつきっきりで看ててくれたのですごく助かりました。そんなこんなで出産2日後に退院、フラフラの嫁を支えて荷物を持って病院を後にしました。ここからしばらくはお母さんがサポートでうちへ泊まりながら育児スタートします。

がんばろう

出産当日。子供が生まれて感動の対面を果たしたあと、入院している妻とこどもを残し病院を出るとどっと疲れが出ました。あー、気を張ってて気が付かなかったけど色々あったもんなーw と思い、家に帰る前に露天風呂のある東屋へ寄って帰りました。お風呂で夜空を眺めながら、これからこどもを育てていくのにお金もかかるし、仕事がんばっていかないとなー。とか結構現実的な事をしんみりと考えていました。とにかく家族を路頭に迷わせてはいけないのでより一層、気合いが入った感じがします。運良くベトナムでの仕事は遅くとも7時くらいには一旦終わる(というか冷房が切れるのでオフィスに暑くていられないw)ので昼は仕事全力でやって、夜は育児と家事サポートの日々を送ろうと思います !!

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