こんばんは★でんちゅうです。僕は今年10月に結婚してほぼ1ヶ月が経ちます。結婚相手はベトナム人女性でいわゆる「国際結婚」というやつです。実は結婚前も後もベトナムに継続して住み仕事もしているので、「国際結婚だー!」みたいな意識はなかったです。
しかし、先日ひさしぶりに会話した知人とブログの話をしているときに「でんちゅうさんは”国際結婚”ていう大テーマが増えましたね〜」と言われハッと気づいた次第です。
ということで、あらためて1ヶ月の新婚生活を振り返って、「国際結婚ならではのメリット・デメリット」みたいなことをまとめて今後、国際結婚を考えている方のお役に立てればと思い下記まとめを書き書きしてみたいと思います。あ、主観も多くあるのですべて真に受けないで「こんなこともあるのかな〜」くらいで読んでもらえると嬉しいです。後述しますが国や人によって厳密には異なる点は多いと思います。では、さっそくいってみましょー!まずはメリットから!
ご飯のバリエーションが多くなる
ベトナム人のうちの嫁の場合「夕ご飯は一緒に家で食べよ」というスタンスです。もちろん仕事や友人との約束がある場合は事前に言っておけばうちで食べなくても良いのですが、家族を大事にするハノイ人(※ベトナムのハノイに住んでいる人)はここ重要視する人が多いみたいですね。基本的にうちは嫁がご飯を自炊してくれるので毎日すごく楽しく美味しい夕食になっています。ちなみにベトナムでは家庭料理は基本ベトナム料理オンリーです。僕はベトナム料理好きな方ですが、日本で食べられるような料理も好きです。ですので、うちのルールは日替わりでベトナム料理、日本料理(和食というわけではなく日本で食べられる料理の意味)としています。
そのため、家庭内の料理のレパートリーは日本人同士の結婚よりも増えます。
家事を予想以上にがんばってくれる
昨今の世の中の流れ的に、男女家事分担は当然です。僕も基本はそのスタンスなのですが、ベトナムは「家事は女性」という風習が強く、また女性がめちゃ仕事ができるパターンが多いです。うちもそうです。嫁も仕事をしているので僕も料理とか家事を一緒にやるつもりでいたのですが、台所男子禁制にはじまり、家事は基本嫁がテキパキこなしていきます。一回、「今日は俺が料理作る!」と台所に入ったのですが、いつのまにか嫁も作りはじめ最終的に僕の作っていた料理と合流して結局嫁の料理になってしまいました(料理好きには辛いかもw)。 ですので、僕が1人で料理を作ったのはたまたま嫁よりも早く帰宅した一回だけです。ただ、「子供が生まれたら家事手伝ってね」とは言われています。
家計&育児が助かる
ベトナムでは女性の社会進出が日本よりも進んでいます。ベトジェットエアとかTHミルクとかイケイケ大企業とかの社長が女性だったりします。一般社員でも同じで結婚しても継続して働く女性は多く、出産したあともすぐに仕事に戻ってきたりして日本人の僕からしたらびっくりな事が多いです。うちの嫁も結婚後も仕事を続けており、「子供が生まれたら育児は母にも手伝ってもらって仕事は続ける!」と意気込んでいます。ですので、夫としては家計が助かっています。うちの嫁の場合は日本語ができるので日系の仕事をしていて日本人に比べれば微々たるものですが、それでも助かりますw 親族が近くに住んでいることが多いハノイ人は子供の育児に協力的なのうれしいですねー。
嫁姑問題が無い
僕みたいに、生活の軸足を海外に移している者にとってはいわゆる「嫁姑問題」というやつに気を使わなくて良いのが大きなメリットになります。嫁と日本に帰ると、ひさしぶりに会ったうちの両親は大喜びでめちゃくちゃ歓迎してくれます。1週間日本に帰ったのですが、「今日は夕飯何食べたい?」みたいな感じで毎日聞かれ、嫁をかわいがってくれます。完全なるお客様状態。うちの嫁も気は使える方だと思うので良かったのかもしれませんが、数日間の滞在ですぐ帰るのでわだかまりが溜まることはありません。ベトナム人女性と結婚した先輩方から聞いた話では、孫が生まれ日本に連れて行ったらすごい喜んでくれるそうで(そりゃそうです。普段はなかなか会えないわけですからね)この完全なるお客様状態はおそらく相当な事件が起きない限りは継続するのかな。と勝手に思っています。
ネタに困らない
グローバル社会といえども国際結婚というのはまだ少数です。ですので「うちの嫁ベトナム人です」というと「えーー」となって色々な話を聞かれます。初対面の人でも友人でも国際結婚を話のネタにすると良いアイスブレークになります。
こんな感じでメリットでした。続いてデメリット(またはこれはデメリットになりうると思うこと)を紹介します。
土地に縛られる
ベトナム好きです。ビジネスでもチャンスを感じます。将来的にもそうです。ただし、「もしも、他国でのビジネスチャンスがあったら・・・」と考えるとベトナム人と結婚してベトナムの家族の近くに住んでいると土地に縛られ身動きが重くなることがあるかもしれません。うちの嫁も「住むならベトナム、百歩譲って日本」の2択です。
家を購入したがる
ハノイの人がそうなのか、、家を購入したがりますw 最近の日本人の若者の考え方からすると「住宅購入なんて無駄金」みたいな感じですが、家=安定した生活の保証。という意識がまだまだ強いのが実情です。うちも家をせがまれ最近僕はマンション購入を検討しはじめました。
合わない料理
ベトナム料理・日本料理、嫁と僕とで合わない料理がどうしても出てきます。お互い長い間ちがった味覚感覚の土地で生きてきたわけですから、当然出てきますね。味覚が合わないことで喧嘩になったこともあります!ただ、これは歩み寄りが大事です。人間の舌というのは毒物や食中毒のリスクを避けるため「馴染みのない味」には拒絶反応を示すことがあります。生モノとかわさびの味とか刺激の強い味が子供は苦手なのはその理由ですね。つまり「なんだこの味、まずっ!」って感じるんです。ただ、なんどか食べていると食べられるようになったり好きになったりすることがあるので、1回食べてだめだからと諦めずに歩み寄ってみてください。
ベトナム語(現地語)
これはデメリットの面とメリットの面がありますが、現地で嫁や親戚付き合いとかが進むと、「現地語が話せないと文字通り”お話にならない!”」ということに気が付きます。相手にも自分のことを知ってもらうのにハードルが多く大変になります。僕は今これで大変ですw 嫁の実家に言ってもご両親と会話が大変で言いたいことが言えない。親戚とも話せず、どう思われているのか・・・気になるところです。ただ、プラス思考で行くしか無いので、現在ベトナム語のプライベートレッスンを入れておりひとまず日常会話はこなせるように頑張ります。
ホームシック
独り身ならば、「母国が恋しくなれば帰って仕事を探そう」と気軽に考えられますが、家族を持ったらそうはいきません。「土地に縛られる」に通づることですが日本が恋しくなって「すき家食いてー」と思っても我慢しなければならないことは度々あります。ここは、すき家食いたくなったらすぐ帰れるくらい仕事でがっつり稼ぐしかないですねーw
終わりに
冒頭でもふれたとおり、このメリット・デメリットを考えていくと究極的には個人差がめちゃめちゃあると思います。うちの嫁は日本語が話せ、日本文化にも馴染みがあったので、文化的な生活ギャップや日本の両親とのコミュニケーション齟齬はほとんどないのですが、日本に馴染みがない方なら話は違うでしょう。旦那さんが通訳をしてあげなければ日本の家族と話せないと意思疎通は難しいです(僕はベトナムでその立場なので良くわかります)。僕のまわりにはベトナム語を習得し、バリバリ通訳されてる方もたくさんいて本当に尊敬しています。国際結婚をするときはお相手の事、家族のことなども考えてからご決断することをおすすめします〜!