こんにちは。でんちゅうです。最近やたら謝罪会見が多いなと思いましてね。日大ラグビー部の謝罪会見、HINOMARUで愛国を歌ったら問題になってRADWIMPSの謝罪会見。今日の朝は神戸で市職員が弁当を業務中に注文したという謝罪会見。日大ラグビー部は別として。その他の謝罪会見で思うことです。
謝罪しなくてよくね?
これはなにも上記の件だけに限らず、日本の他の場面。例えば仕事でちょっとしたミスをしてしまったときとかエクセルの計算がちょっと間違ってて数字がおかしくなっているのを上司が指摘したとしたとき「大変!申し訳ありませんでした!」みたいな感じ。あれいらなくね?とでんちゅうは思います。
そもそもなんで謝罪するのか?
「謝る」ということはそもそもどういうことなのか。と考えれば理不尽なことで相手がすごく不快な思いをしてイライラや怒りの感情が芽生えた時、その感情を取り去る唯一の手段として謝罪。ってものがあるわけです。しかし、昨今の謝罪会見とかを見ていると全然話が違っています。まずはRADWIMPSの件。これって歌詞の内容が自分の価値観と合わないと怒っている人がいたり、歌詞の内容を戦争肯定と捉えて怒っている人が出てその人たちに対してRADWIMPSの彼らは謝ったわけですが、「価値観の違いは誰にでもあるので嫌なら聴かなければいいだけ」です。謝る必要はないです。そして、神戸市役所は弁当問題も誰が怒っているのかさえよくわからないですし、コストを考えたら、謝罪会見を開くほうがお金かかってるんじゃね状態w もはや誰得なのかわかりません。
まずは謝っとけ文化は良くない
日本てまずは謝っとけ文化なんですよ。会社でも1分遅刻したら謝れ。ってなるでしょ?1分遅刻てそんなにやばいの?1分で何が変わるの?(ていうか逆にいうけど、それ言うなら1分残業させたら社長は全社員に謝れよ?という話は論点が別なので置いておいてw)とにかく、何かあると「謝れ、謝れ」の連続ですよ。もはや日本語の教科書の挨拶のところに「申し訳ありません」入れておかないとまずいくらい謝りますよね。で、海外で5年以上仕事をしている僕は基本、よっぽどの事がない限りは謝らなくなりましたね。逆に謝られないです。さっきも書いたのですが、「謝る」とはもうそれしか場を収めることができないときの最終手段ですよ。「もう私はなにもできることがありませんから、謝罪でなんとか収めてください」という場面です。それ以外、謝罪は僕から言わせれば無駄。もっと言えば、謝っている方は「謝ることで許してもらおう、問題解決を謝罪でなんとか」という思考停止状態になっていることすらあります。
謝罪より先にやることがあるだろ
問題や課題が起こったときには、まずは解決策を考える。ミスとかだったら次以降同じ事が起こらないようどうするか?ということを考えるのが謝罪より先です。僕は海外で仕事をしてきて基本このスタンスです。何か問題があったら、「今の問題は◯◯が原因でした、□□というソリューションで解決できます、やってみましょう!」とか「このミスはXXXが原因ですから、△△△をすれば今後防止することができます。それ、徹底します」これだけ。場合によっては謝りますが、全然マストじゃないです。日本にいたときみたいに挨拶の感覚で「すみません〜〜〜」なんて言いません。
ハンターハンターで主人公ゴンが親友キルアとの約束を破ったとき父親のジンはこう言いました。
「つぎはどうするかをそいつと約束をする」それだけでいいのです。シンプルに生きましょう。