こんにちはでんちゅうです★
ベトナム人との彼女との結婚をするためにちゃくちゃくとベトナムで手続きを進めております。日本だったら、2人で市役所行って免許書なんか出して。証人の人から署名をもらった婚姻届を提出すれば終わりなんですが、ベトナム人と日本人の婚姻手続きはめんどくさいですw
・日本で戸籍謄本のコピーを取得して法務局へ
・法務局で婚姻証明具備証明書(独身証明書)を取得
・在ベトナム日本大使館で印章証明書をもらう
・ベトナムでの手続き ←★イマココ
ここまででも面倒くさかったんですが、ベトナムでの手続きになるので、日本語の解説などはWEB上でも少なく、しかも常に制度の微修正がかけられているという、
いわば、魔界でございます。
僕は本当に結婚手続きを終えることができるのか。このあと訪れる死屍累々をかわしていくことを考えれば、戦々恐々して今日もよく眠れそうです。
そして本日の本題ですが、ベトナム手続き第一弾として「ベトナム外務省領事館への独身証明書の提出と認証」という手続きをしてきました。日本大使館でアイテム「独身証明書の在ベトナム日本大使館の印章証明書」をゲットした僕は、大使館の人に「次のステップは?」と訪ねました。大使館の職員の方は「そのまま、印章証明を外務省の領事館へ持っていけばOKですよ」と言ってくれました。(あ、なんか簡単そうw)
だが、ベトナム外務省領事館にトラップが仕掛けられていた
「ベトナム外務省の領事館へ印章証明持っていけば、万事OKですよ」。流暢な日本語でそう説明してくれた日本大使館のベトナム人の方のアドバイスで僕は彼女を連れて、40 Tran Phu にある、ベトナム外務省の領事館へ赴きました。
時刻は午後1時。
「あ、開館2時からだわ」。突然、彼女がウェブサイトを確認して、そう言い放ちました。昨日のうちに見といてもらえたら、ありがたかった。
僕たちは近くのカフェで1時間、お互い仕事の作業などをこなして淡々を午後の開館時間を待ちました。
2時になり、領事館へ入ると、玄関のすぐちかくに数台のキーボードとディスプレイが並んでいました。(写真を撮って良いのかわからなかったので、撮ってませんが、なんか日本の役所より進んでる感じがしました)。そこで、今日の要件を領事館の端末へ打ち込んでいきます。アプリケーションのUIこそ、少しレトロな感じでしたが、通常であれば、領事館職員が血税を消費してヒアリングする項目を機械にやらせるなどというのは、私が大好きなところでありまして。「21世紀っぽくて良い!」って言ったら彼女から「うるさい!黙って!」と一括されました。
そして、その後、申請書類をプリントアウトして、バーコードを窓口の前の端末に読み込ませます。すると窓口側の受付システムに僕達の受付番号が送信されます。あとは呼び出されるのを待つだけ。ここまで職員のサポートなし。ベトナム進んでるぅ〜。と思ったんですが。ここからが長かった。
2時間。待たされました。今時、日本の病院でもこんなに待たんわ!!!窓口までの案件処理速度は早いのですが、窓口の処理速度(アナログ)がちょっと難あり&めちゃ人がいる。この時50人くらいは待ってました。(外務省の領事館ってこんなに人が集まるもの?)ということでかな〜り待ちました。
そして「91622」。「あ、僕達の番号だ」。窓口へ向かいました。結婚手続きのため、独身証明書の承認がほしいこと。すでに日本大使館からは印章証明をもらっていることを告げました。すると、
窓口「あ、これダメだねw 独身証明書。ベトナム語翻訳ないと読めないからダメだよw」
「あんた!ダメじゃん!」彼女が僕に怒ってきました。しかし、日本大使館で間違いなくそういわれた旨を伝えると「日本大使館は責任感が薄い」と大使館をディスられ。でもそのディスっている大使館の職員はベトナム人だったよ。っていうのは余計に先方の感情の具合を損ねると判断してのどちんこのところで止めました。あとで日本大使館へこの件を話したところ、たしかに前まではベトナム語翻訳なしで良く。日本大使館の印章証明の本文を読んで承認もらって、その後、ハノイの区役所に提出する際に翻訳する手順だったけれど、外務省領事館のプロセスが変更になったらしいということでした。こういうことはよくあるそうです。ベトナム人と結婚する人は気をつけてくださいね。
「まいったなー。これはベトナム語翻訳を手配して、仕切り直しですかね?」僕が言うと、先方は、
「私が今、翻訳する!」
と言い出しました。いくらなんでも!無茶や! まがいにも法務局の書類だよ!?「事件本人」とか「筆頭者指名」とか日本人でも意味わかんない単語めっちゃあるよ!
いや、大丈夫。
そこから彼女はベトナム語翻訳モードに入りました。いろいろ聞かれるだろうな。と僕は辞書片手に待機していたのですが、僕に一切話しかけないまま、サラサラサラ〜っと10分くらいでどんどん翻訳する彼女。こいつ、、いつの間にか日本語スキルが上がっとる。。。!最後、1つだけ僕に聞いたのは、法務局長の氏名の読み方だけでした。まあ、僕も読めなかったから最終ググりましたww
ババン!!翻訳ができた!!!
(右が原本の「独身証明」、左が僕のパスポートのコピーの裏側に彼女が書いた「ベトナム語訳」です。)表の部分は僕のパスポートの背の部分を定規にして線を引いて表化しました。完全翻訳版でございます。
すみません、個人情報の固まりなんでモザイク多めなんですが、日本の法務局で発行してもらった独身証明書の手作り翻訳資料が完成しました。これを窓口に持っていったら「OK」明日取りに来て。
領事館を出るときに、彼女が言った一言。「あれさ。ぶっちゃけうその翻訳しても日本語読めないからわかんなかったよねw」
うん。
何はともあれ、ベトナム領事館を突破することができました(受取は明日以降なので、まだ100%じゃないけどw 受理してもらえたのでいけると思います!)そして、うちの彼女の日本語能力が僕の思っている以上だということを知りましたw
ということで、今日はベトナム結婚手続きでベトナム翻訳がなくて来た意味ない!!ってなりそうなところを彼女のウルトラCで救われた話でした〜。
【2018.4.16 追記】
ちなみに、「独身証明書のベトナム語版て、公正証書化した翻訳文でなければならないんじゃないの?」というご指摘を友達ブロガーの方からいただきまして。上記にあるように我々も同じような疑問を持っていた次第なのですが、10分くらいで仕上げた彼女の手書きの翻訳文で翌日すんなりとベトナム外務省領事館の認証を受け取ることができました。もしかしたら、本来は公証は必要だけど、プロセスが変わったばかりでオペレーションが整っていないのかもしれませんね。
ベトナムではオペレーションが整わないうちに色々なプロジェクトや制度改変を実施することが多々あります。先でいうと、ハノイのノイバイ国際空港は2014年12月30日にオープンしたのですが、内部の統制やオペレーション設計ができていなかったため、大混雑してしまい数日間機能不全に陥ったというようなこともありました。このような重要な好況インフラの施設でも起こる事象ですので、ベトナム外務省領事館でそれが起こっても不思議ではありません。
何はともあれ、これで僕の方で揃えな変えればならない、①健康診断書、②結婚要件組証明書(独身証明書)、③パスポートの書類がそろったのでいよいよ、ベトナム区役所?人民委員会?へ婚姻手続きの申請に行ってこようと思います!またその様子はブログで公開します。最後にまとめて、ベトナム人との結婚手続きを記事で1本化したいな〜。2018年の情報は2020年には当然使えなくなってたりするんでしょうが。最新情報ということでお届けできれば誰かの役に立つでしょうwww