たまたま入居した東京のシェアハウスで同居人が超絶カワイイ子だった実話2話

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前回までのあらすじ
寂しがりやで貧乏なでんちゅうは東京での一人暮らしに耐えかねて、シェアハウスへの入居を決意。入居者0の状態で決めた1軒のシェアハウスはあっという間に満室になる。でんちゅうがシェアハウスの管理人に他の入居者について聞くと、「でんちゅうさん以外は女子」という『いちご100%』な回答が返ってくる。しかし、男が入居していることを前情報で仕入れながらも入居してくる女子に警戒感を抱いているでんちゅうの前にモデル級の美人シェアメイトが現れたのだった!

  

美人すぎるシェアメイト

さすがに本名を出すと、アレなので、マイ(仮名)ということにしますw

マイちゃんはモデルの仕事もこなす美人!

100人の男がいたら95人が「かわいい!」と言うであろうルックスでした。

話を聞くと、田舎から出てきたばかりでモデルの仕事やちょっとした夜の仕事を

しているのだけれど、収入が安定しないので、シェアハウスに住むことにしたんだそうです。

それにしても、こんな美人とひとつ屋根の下で暮らせるなんて・・・シェアハウスに入居してよかった!

その時は心底そう思いました。
  

2人目の女子!

そして、2人目の女子が入居してくる日、

でんちゅうの心は血湧き肉踊り、前日は一睡もできませんでした。

もうひとり美人だったら『いちご100%』じゃん・・・!

でんちゅうは『いちご100%』世代で親に隠しながら、

中学生時代には単行本を収集していました。


しかし、2人目は合コンで「肌がキレイだよね」ってひたすら言われる系の女子でした。

いや、バーロー、でんちゅうおまえさあ、バーロー。そういうんじゃないだろ?シェアハウスに何求めてるわけ?ね?

そういうのはさー。彼女つくるとか、キャバクラ行くとかで解消しろよなぁ。「残念」とかそういうこと言っちゃだめでしょ。

ということで、男女3人の生活がはじまりました。



女兄弟もいないでんちゅうですから、最初の方はマジどきどきでした。

お風呂は家にひとつしかなかったので、みんなで使っていました。

お風呂は玄関のすぐそばにありました。

湯船のお湯は勿体無いけど、1回ごとに捨てて、体毛が残ってないか念入りに風呂掃除をします。

(が、それでもお互い残ってることがありました・・・!)

あと、ハプニング系では1回あるニアミス事件が起こりました。

歌舞伎町の”夜の蝶”であるマイちゃんはでんちゅうとは生活時間が逆です。

でんちゅうが出勤で家を出る時間くらいに帰ってきて、シャワーを浴びて寝て、

でんちゅうが帰宅する時間帯くらいにご飯を食べて出勤するみたいな感じです。

ある朝、寝ぼけ眼で家を出たでんちゅう。

駅までの道を少し歩いて、財布を家に忘れたことに気が付きました。

「いっけねー!」

遅刻寸前の時間だったのでダッシュで家に戻り、ささっとドアを開けると、

「ちょっと待って〜〜〜〜!」

マイちゃんの声がして、ドタドタと階段を昇っていく音がしました。

「シャワー浴びようと思って・・・全裸でしたー!テヘペロ!」

「い・・・いちご100%・・・!」

そんなハプニングもありつつ、ときどきシェアメイト3人で鍋パしたり、

仲良く暮らして3ヶ月くらいが過ぎました。

シェアハウスたのしーなー。

ていうか、実はでんちゅうは少しマイちゃんに惚れていました正直なところ。

会社で先輩に相談する

マイちゃんかわいいなー。でも夜の仕事もしてるしなー。

当時勤めていた会社にひとり、でんちゅうと仲が良い、明らかにパーリーピーポーな女の先輩がいました。

いや、厳密にはその人、転職組で僕の方が入社歴は古く、業界経験も長いんですが、

パーリーピーポーの独特の強さ?で僕は彼女のことを先輩と認識していました。

「パイセン、今日ランチどっすか?」
「あら、でんちゅう誘ってくるなんてめずらしいじゃーーん、いこいこ♡」

パイセンはとにかくフットワークが軽く、セ◯レも3人くらいいる人ですが、

根はマジメで長年パーリーピーポーをやっているだけあって、人間への洞察力に長けています。

会社の近くのイタリアンの店に入ると、でんちゅう打ち明けました。

「パイセン、かくかくしかじか、でんちゅうマイちゃんにほの字なんス・・・どうすりゃいいでしょうか?」

パイセンは3分くらい沈黙したあとカルボナーラを巻き巻きしながら答えました。

「でんちゅうね、あんた男なら行きなさい。夜の女の子っていうのはね。ピュアなことが多いのよ。あんたがその子を付き合って夜の世界から身を引かせて、引っ張っていきなさい!あんたならできるわ!!」

「ぱ・・・パイセン・・・!!俺、やります!マイちゃんに告白します!」

「男になれよ!でんちゅう。」
  
僕はマイちゃんをデートに誘って、そこで告白しようと計画しました。

デートに誘う日を決めた日に事件は起こりました。

朝起きると、男物の靴が・・・・!

えっ・・・!なぜ?!

会社についた僕は、シェアハウスLINEで聞いてみました。

シェアハウスでは連絡事項はすべてLINEでやりとりされているのです。

「今日、誰か友達着てた−?なんかいつもない靴あったよね?」

ドキドキしていました。

「あ!あたしの彼氏来てたー!」

マイちゃんからの連絡でした。

  
「ぱいせん・・・あかんかったわ。俺、男なれませんでしたわ。」パイセンに敗北の報告をしました。

「でんちゅう、あんたね・・!結婚してなきゃ、まだ勝てるわよ!だいたいね、シェアハウスに男と同居させるの許可出す彼氏はどうせ本気じゃないわ!勝てるわよ!」

やべえ、セ◯レが3人いるパーリーピーポーはちげえわ、やっぱり。

でんちゅう、勇気を振り絞って、リベンジ・マッチへ望みました。

夜はやめに帰ると案の定マイちゃんがご飯を食べていました。

「か、彼氏いるんだねー!最近付き合ったの?」(どうせ、日は浅いはずだ!シェアハウスに住むのを許諾する彼氏などいない!)

「いや?3年くらいー。今年結婚するのー。」

  
マジか!いやいやマジか!!え!ていうか最近東京に出てきたんじゃないのーーー!?

話聞くと、マイちゃんは田舎にいるときからときどきモデルの仕事で東京へ出てきており、

そのとき付き合ったのが今の彼氏、同棲という選択肢もあったんですが、彼氏は実家住まいで、

マイちゃんはマイちゃんで軸がしっかりしている子で独立自尊の精神があり
 
「自分の生活くらい自分でなんとかする!」と少ない収入のなかから家賃を節約するため

シェアハウスを選び、彼氏もそれに同意してくれたということだったそうなんです。

でんちゅうのシェアハウスでの恋は桜の花びらのようにはかなく散りました。

ちょうど桜のシーズンが終わりを迎えようというころでした。

ま!そのあともシェアハウスライフ自体はすごく楽しく、マイちゃんが結婚して出て行くまでは

3人でワイワイやってたんですけどねー!

みなさんも、興味があればシェアハウスしてみてくだされ!おすすめです★

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