ベトナムで日本人と会って話していると4割くらいの確率でこの話題がでます。
なんでまた、ベトナムなんかで働いているの?
いわゆる、”当たり障りない会話”なんですが、僕はこの話題嫌いじゃありません。この質問に対する回答でその人の人生観なり仕事観なりがわかるからです。
会社から言われてきましたじゃ、つまらん
悲しいかな、日本人の多くは「いや、別に理由とかなくて会社から言われてきました」。みたいな人が最も多いです。ベトナムにいる日本人を100とすると80くらいはこれじゃないでしょうか。
わかるんですがね。
「いや〜、ホントは海外勤務ならヨーロッパかアメリカが良かったんですけど・・・」。
「日本から出る気がなかったんですが、上から言われて・・・」
残念ながら、このフレーズが出たらもうその後はその人の話興味なくなっちゃいますね。
受け身な人生送っている人と深く関わるほどヒマではないんです。
ベトナムにいる韓国人は日本人より多い
知ってました?ベトナムにいる韓国人の数は日本人の10倍いると言われています。日本人がベトナム全土で1万人程度と言われているので、韓国人は10万人いる計算になります。
日本より人口が少ない韓国ですが、東南アジアには韓国人がわんさかいるわけです。彼らも受け身で来ているのでしょうか?
韓国人について詳しい人に聞いてみたところ、そうじゃないらしいということがわかりました。
韓国って国の経済規模が小さい。人口も少ないし、国土も狭いので当然なんですが、そのせいで熾烈な競争社会になっているんだそうです。日本とは比較にならないほど受験戦争も就職戦争も厳しいそうで。大学出ても就職できなかったり、月収10万円以下で生活しなければいけなかったりという状況だそうです。
そうなると必然的に海外で働こうという考えになり能動的にチャンスのある土地へ出ていって韓国人同士でビジネスをはじめたり、地場の会社にジョインしちゃったりするそうなんです。かなりアグレッシブですよね。
ですから、韓国人のビジネスマンでベトナムで勝負している人はベトナム語がりゅう長に話せる人が少なくないです。
やはり郷に入りては郷に従えです。本当にローカルマーケットで勝負するためには現地の言葉を使えたほうがより深くまで入っていけます。一方日本人はベトナム語はおろか、英語もあやしく通訳に頼っている人がかなりの数います。
ベテラン駐在員のおじさんなんか、日本人とばっかり飲みにいって「ベトナム語も英語もあきらめた!」なんつって笑ってますからね。あんた日本にいるベトナムで働きたい若者と変わったほうがいいよ!と心底思います。
このまま10年、20年経ったあと、日本人は影響力を弱め、ベトナムでは韓国人ばっかりが成功しているっていう構図ができていないかが心配です。
まあ、人種差別など毛頭するつもりはないので韓国人だろうが、中国人だろうがビジネスチャンスがあれば仕事は全然すると思います。しかし母国日本の人や組織が弱体化していくのはあまり見たくないですね。
そのためにもまずは自分が突き抜けて影響力を持てるように成長しようと思う今日このごろです。
本題からちょっとズレましたが、僕がベトナムで働く理由は成長を続ける東南アジアでビジネスチャンスをつかみたいから、と東南アジアの人、雰囲気、食べ物、文化が好きでここで暮らしたいからです。
受け身になんて絶対なりたくないですね。会社から言われているからここにいます状態になったら日本に返ってできるだけ潰れなさそうな会社に再就職して実家通いとかすると思いますよ。マジでガチな話。
それくらい僕は本気で東南アジア出てきています。