海外で働くことに興味がある人には大きくわけて2つの海外就職ルートがあります。
ひとつは日本に本社がある会社に”日本本社採用”として働くルート。もうひとつが海外現地にある会社に”現地採用”として働くルート。この2つです。
僕は現地採用でベトナム転職をしました。数ヶ月働いてみて現地採用ってどんな感じなのかを説明していきたいと思います。現地採用でベトナム転職を考えている人にはもしかしたら参考になるかもしれません!
あ、さらに聞きたいことがあったら、下記メールアドレスまで連絡をくださいね。
問合せ先:info*denchu.asia
*は@マークに変換してメールを送信してください。
給料は安くなった!
一番、気になる現地採用の給料ですが、はい。安くなりました。僕の場合、日本の会社で働いていたころと比較して手取りで年間84万円くらいの年収ダウン。グロスで考えたら100万円くらい下がったのか。。と思うと正直げんなりしますねww
あとは健康保険、僕の会社は日系の病院も使える保険に加入してくれますが、会社によっては保険は自己負担という場合もあるので現地採用の人は要チェックですね。そして、年に何回か日本に帰ることも想定されるかと思います。その時に会社が航空券を負担してくれるかどうかはかなり大きいです。
僕の会社の場合は現地採用者には航空券の負担はなし。年に2回日本に帰るとして、往復チケットが500ドル〜1000ドルくらいはしますので最大で2000ドルの出費が自己負担でついてくる可能性があるということを肝に銘じておいた方がいいかもですね。
ただ、それでも手に入るお金は現地の生活をするには十分な金額です。生活に困ることはなく、貯金の金額が少し減ったくらいです。
まあ、節約思考は強まりましたので、外食はなるべく避けて、自炊したり、タクシーは徹底的に使わない。無駄な飲み会には行かない。カラオケなんてもってのほか。という感じになりましたので、結果、生活は健全になりましたww
変な話、ハノイで日本本社採用の駐在員でも毎日外食してマッサージやらカラオケやらタクシーで行っていると日本よりお金を使ってしまう現象も起こりますので、今回を機に自分の浪費癖を正すきっかけになったなと前向きに捉えています。
給与減の短期的なリカバーはブログ副業がおすすめ
あとは結果を出して給料をあげるだけです。現地採用だからと言っても結果を出せるひとは日本より高い給料を取ることは十分可能なのがベトナム市場のおもしろいところ。
とあるネット系の会社では現地採用のマネージャーの給料が年収700万円くらいあったり、こちらで独立している人が年商2000万円とかざらに事例はあります。ベトナムでお金を稼ぎたいなら、自分のスキルと日本人であるという強みを使ってガンガン攻めていきましょう。
あと、ベトナムでは残業がほとんどない働き方になると思いますので、副業とかもガンガンできます。ブログなんかでお小遣い稼ぎもしていったら+αでお金稼げますよ。日本でもブログの収益が月収を越えたなんて人がいるくらいですから、ベトナムから日本市場向けにブログで副収入を稼げれば簡単に月収オーバーなんてこともあるかもしれませんね。
ちなみに僕は去年ベトナムから日本市場向けにしたブログで年間100万円を稼ぎました。
自分の好きなところで働ける
これ大切なポイントです。現地採用だと基本は採用された場所で働くことができます。期限もなしです。日本からの駐在できている人は日本本社の命令に従って仕事しなければなりません。
もしも、本社で人が必要なプロジェクトが発生したり、現地により適任な人が見つかってバトンタッチなんてことになったら、せっかくベトナムに出てきてもすぐ帰国なんてことになります。
僕の周りにはベトナムで働きはじめて1年足らずで本社都合で帰国した人がわんさかいますが、日本に帰るのを拒否することはイコール退職ということになりますので、泣く泣くほとんどのみなさん帰っていきました。時たま、気概を見せて会社辞めてベトナムに残る人もいます。実は僕もそのひとりww
ベトナム、ないしASEANの成長市場でビジネスチャンスをつかむことにこだわったら、会社の一存で日本に帰国させられるような環境に身を置くなんてできません。多少給与が下がってもどしっと腰を据えて1つの国で仕事に向き合った方が余計な心配がなくていいですよ!
即、海外の会社で働ける!
世の中のスピードが早くなっている現代社会でスピード感が出ないのはデメリットでしかありません。現地採用ならすぐに海外現地企業で働くことができます。
ハノイも4年前に来た時はバイクが多かったり、ビルが少なかったりしましたが、たったの4年で見違えるように変わりました。車の量が多くなり、オフィスビルやタワマンのビルがバンバン建っていくさまを見ていると市場が急成長してすごいスピードで変化していることがわかります。今ささるビジネスも3年経ったらささらなくなってしまう可能性やプレイヤーが出現する可能性は十分にあります。
ですので、本気で現地で勝負して成功したい場合は多少給料が下がることなんて気にしないで現地に突っ込んで来たほうがいいです。年収が100万下がっても5年後には日本で働くより年収が1000万円高くなったみたいなことは十分ありえます。
とある日系ネット系企業の元マネージャーの話ですが、いちサラリーマンだった彼はある広告系のビジネスに商機があることを発見して独立。シンガポールを拠点に自分の会社を立ち上げました。その会社の月商は現在18億円。経常利益も数億円はあると思います。
すでに東南アジアのビジネスはスケールさせたら日本のへたなビジネスより稼げる土台ができあがっているのです。そして中国みたいな閉鎖感がないので、ローカルの人からみたら外国人である日本人でも十分成功できるのです。
ですから、僕は現採ってどうなんですか?ということを聞かれたら「あなたはどうなりたいんですか?」と聞きます。会社で一生サラリーマンをやるなら時間がかかってもできるだけ大きい日系企業の本社採用でベトナムへゆっくり来てもいいでしょう。
しかし、ASEANで本気でビジネスチャンスを狙うなら、多少年収が下がるとか待遇が良くなくてもフットワーク軽く、ベトナムに出てきてさっさとビジネスを成功させたほうが100倍良いと思います。
今日は「ベトナム転職で現地採用された僕のリアル」という話でしたー!