「日本人が海外へ出稼ぎに行く時代?」2,980円マッサージへ行って気がついたこと

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最近、おもに地方のあちこちに「60分2980円マッサージ」というのができています。コンビニを改装して開店しているお店が多いようでいくつかの会社が出店しているようですね。

せっかく日本に帰ってきているので試しにいってみました。

実は3,210円

店内に入るとチケット売り場とフロントがあり、店員さんが説明してくれました。足裏マッサージともみほぐし(ボディマッサージ、といっても背中と足のみ)がありました。

時間別で30分くらいから120分くらいまで選べました。価格的には時間に比例して高くなっていく料金システムです。看板になっている2,980円というのが最もお手頃価格。お客さんが手を出しやすい価格帯なんでしょうね。

店内はワンフロアで広々していました。仕切りカーテンなどはなくベッドが並んでいました。ただ、僕が入ったときにすでに施術を受けていたお客さんとは線対称の位置に案内されたのは気遣いだろうと思いました。日本人のこういう細かい気遣いは本当に素晴らしいと思います。ベトナムだったら隣に案内されてもおかしくないです。

  

質はまあまま

おそらくマッサージ師さんはその道何十年とか、国家資格を持った方ではなくアルバイトかパートと思われます。そんなに上手くはないです。コリは結構ほぐれましたが整体などに比べると劣るかなと言う感じでした。コスパ的には満足できました。

まあ、1時間3000円ばっかしでお店にかかる販管費も考えると妥当なんでしょう。ただ、ここで僕は気がつきました。

  

東南アジア化する日本

ベトナムではちょっとだけ高めの分類になりますが、3000円程度で受けられるマッサージがすでにで始めています。それでもお客さんが入るんでしょうね。

逆に日本では高額サービスだったマッサージが低価格化しているという現実があります。徐々に東南アジアと日本の差が縮まりつつあるのは事実なようです。

しかしながら、両方のサービスを受けたからこそわかることがあります。日本にはまだまだ強みがたくさんあるということです。

特に人と人とが直接接するサービス業の分野では日本人の細やかさや気遣いなどは他国に負けないと思いますし、外国人からは感動するレベルです。ですからもしも日本の2980円のマッサージ師さんが海外へ出ていったら4、5,000円取るのはそんなに難しくないと思います。日本にいるままでは将来下がるかもしれませんけどね。

少し前まではアジアの外国人が日本へ出稼ぎへ来るという流れがありましたが、今後は日本人が海外へ出稼ぎへ行く流れが生まれるかもしれないですね。冗談みたいですが、僕は割りと本気でそう思っています。

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