「カジノ解禁法案」が12月2日、衆議院内閣委員会で自民党と日本維新の会などの賛成多数で可決された。
流れ的にはカジノ法はこのまま進んで成立するでしょうね。東京オリンピックまでに解禁になるかならないか。っていう感じがします。
結構ネガティブな反応は多い
カジノは黒い人達が運営しているとか、ギャンブル後遺症を誘発するとか、不良外国人を呼び込むとかですね。ネガティブな意見が多いです。
まだ経験したことがないイベントに対して人間はネガティブになる傾向があります。特に自分の意思で進めてないと大抵そうなります。
ラスベガスとマカオのカジノの違い
世界2大カジノと言えばラスベガスとマカオです。
しかし、この2つののカジノには大きな違いがあります。それがビジネスモデル。
まず、カジノ単体の売上で比較してみましょう。
ラスベガス:4,880億円
マカオ:1兆9,000億円
マカオの方が桁違いに儲かっているような印象を受けます。
しかし、ラスベガスはこれでいいのです。ラスベガスはカジノをトレードマークとしながらも周辺の観光産業で儲けるビジネスモデルだからです。
ラスベガスに行ってみると一発でわかるんですが、ホテルがたくさんあり、ショービジネス、ショッピングモール、飲食店やレストランなどの周辺産業が非常に発展してます。
これらの売上の合計はカジノの売上の約2倍に匹敵する額です。マカオは全体の売上の7割をカジノが占めるような都市です。ちょっと毛色が違いますね。
ラスベガスはそれこそギャンブル好きな人からファミリー層まで取り込んだエンターテイメント都市ですが、マカオは博打都市みたいな感じです。
ラスベガス型なら良いんじゃないかな
でんちゅうはラスベガス型のカジノ構想なら大賛成です。カジノはフックでラスベガスのようにファミリー層を取り込むエンターテイメント都市を作っちゃえば良いのです。
ホテル、レストラン、ショービジネスなどが潤うことはもちろんですが、日本にはソフトコンテンツの強みがあります。
先日任天堂がテーマパークを作るという話がありましたが、日本のIPビジネスはまだまだ世界で受ける可能性を持っています。ポケモンGOのヒットでそれは証明されました。
ですので、エンターテイメント都市を作ってそこに外国人を集めて日本のソフトコンテンツを絡めて他のカジノ都市にはない魅力を作ってみてはどうでしょうか?
ベトナムに住んでいてわかるのですが、東南アジアの富裕層はめちゃめちゃお金持ってます。
今年の世界長者番付にも東南アジアの富豪が名を連ねてましたね。
ハノイに住んでると都心部でよく1,000万円オーバーのBMWとかトヨタ車(レクサス)とかバンバン走ってます。おそらくハノイに住んでいる富裕層は日本人の中間層よりお金持ってるんでしょうね。そんな彼らも日本へのあこがれっていまだに持っているわけですよ。そこを捉えないなんてもったいない。
そういう人たちを観光誘致すれば日本は観光立国できるはずです。
今日は「カジノ法案が成立、日本にカジノができたらどうなる?」というお話でした。