「だから、忙しいのにお金がない」UberとAirbnbから教わる高生産性のヒント

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UberとAirbnbはともに「シャアリングエコノミー」というキーワード上で語られることが多いサービスです。眠っている財産やスキマ時間を共有して所有者もユーザーも幸せになるサービスだからですね。

  
でも、実はこの2つのサービスの本質的な革新はそこじゃないんです。
  

現代社会にはなくすべきムダが実はたくさんあるのですが、その一つがITを取り入れられないことで低生産状態になっているサービスです。

  

例えば、タクシーは一番わかりやすいです。タクシードライバーは常にお客さんを乗せているわけではなく、たびたび”待ち”の状態になります。

  

路肩でお客さんがいなくて停車しているタクシーを見たことが絶対あるはずです。あの時間にはタクシードライバーは何も生んでないのです。

  

そして、Uberが生まれました。Uberは車を所有していて、スキマ時間がある個人と利用者を結びつけるサービスです。Uber利用者は待ちの時間も待たせる時間もない高生産的です。

  

今、世の中はこんな風にどんどん高生産社会に向かっています。

  

お金がないのに長時間労働を強いられている日本人は多いですが、それはシンプルに「どうやったら新しいテクノロジーや考え方で生産性を高められるか?」真剣に考えてないからです。

   

既存産業を守る日本

ベトナムに住んでいるとUberを使う機会が多いです。

  

ですが、日本に帰るとUberは全然使えない。なぜかというと法律的に政府がタクシー業界を守っているからなんです。

  

タクシードライバーの人には良いことなんですが、日本でイノベーションが生まれづらい理由はここだな。と痛感させられますね。

  

一部のイノベーションや未来的な生活は実は東南アジアのような今成長している国の方が進んでいることが多くあります。

  

シンガポールも公共交通バスで自動運転車を取り入れましたし、日本は大丈夫かいな。と心配になってしまいますね。

Airbnbと東京オリンピックは日本が変わるチャンス

しかし、日本も変わらなければならない波に飲まれています。それが2020年の東京オリンピック。

  

東京オリンピックではホテルが圧倒的に足りません。国は対策をしていますが、まったく追いついてないのが現状です。

  

Uberと本質的に同じ考え方で民泊をサポートしているのがAirbnb。空いている部屋を持っている家主と宿を探している人を結びつけるサービスです。

  

オリンピックの宿不足にはAirbnbのソリューションがもっとも効果的だと思います。これをきっかけに日本でイノベーションをどんどん取り入れようという流れができればいいなと思います。

  ちきりんさんの新しい本『自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方』のテーマを参考に書いてみました。そんじゃーね!

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