今回の記事。本当はダイソーのベトナムでの売上高データとかあればよかったのですが、見つからず、肌感覚レポートになります。ご了承くだされ。
日本の100円均一(百均)でお馴染みのダイソーがベトナムにも店舗展開しています。
「え?日本で百円のものをもっと安く売っているの」と思うかもしれませんが、逆です!
日本で100円で売られているものをそのまま輸入してきて、2倍の価格200円(ベトナムでは40000ドン均一)で売っているのです。
しかもしかも。この200円均一ですが、現地の肌感覚からすると結構ベトナム人の方々に受けています。
若い女性にウケるんです
まずベトナム人の若い女性を中心に受けています。店内を見渡すと若い女性が大半です。日本の百均の商品は確かに、カワイイ物が多いです。この感覚は世界の若い女性に共通してウケるんでしょうね。
「KAWAII」っていう言葉は世界共通語になりつつあります。しかもベトナム人の平均年齢は28歳くらい。そして夫婦関係では奥さんの方が強いと来ているので、若い女性を囲い込めるということはすごい価値があることです。
しかも日本の商品そのままで売れる
画像の商品、わかりますかね。
「貯金箱」です。だから何?と思うかもですが、実はベトナムの貨幣は紙幣のみ。コインはありません。ここからわかるようにダイソーさんは日本の商品そのまま輸入してきているようです。
中には「ラーメン」みたいな日本語が書いてある”のれん”とかも売ってました。それでも売れるんです。お店の中には人がたくさん。レジに列ができることもあるくらい大盛況です。(まあ、さすがに貯金箱がめっちゃ売れているということはないと思いますが。)
きっと売れているんだろうな〜。と思ったのは店舗数!ダイソーさんはベトナムですでに11店舗も展開しています。
ローカライズをするのは海外マーケティングの鉄則ですが、それをあえてしないで攻めているのはすごいですね。
圧倒的信頼感「JAPAN」ブランド
今、電機メーカー筆頭に「国際競争力がない」と言われていますが、実は日本製品は東南アジアにおいて絶大な信頼と安心を未だに維持し続けているようです。
百均がウケている理由は、安心して信頼できる商品を「たったの200円」で買えるという消費者心理です。日本では100円だろうが関係ありません。それが200円で買えるなら、ベトナムの人は買うんです。こういうところにベトナムのビジネスチャンスは埋もれているんです。いやー。実に面白いですよ。
何もないから、やることがたくさんある。
— でんちゅう@ベトナム (@DenchuAsia) 2016年7月24日
それが東南アジアビジネスの面白さのひとつです。
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