お金のためだけじゃ仕事は続かないのです。

会社にとって利益は「空気」。それはゴールじゃない──ベン・ホロウィッツ

「会社にとって利益は空気のようなもの。それがなくては死んでしまうが、人は空気を吸うために生きているわけじゃない。会社もそれと同じだろう」。本誌VOL.23「Good Company」特集のきっかけのひとつが、シリコンヴァレーの大物VC・ベン・ホロウィッツの言葉だった。会社とはいったい何のため、誰のためのものなのか? ビジネスというリングで闘い続けてきた男が語る「会社論」。(『WIRED』VOL.19より転載)

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自分もベンチャー企業の経営陣に就任してからベトナムで1年以上なんとかやっているわけですが、『HARD THINGS』の著者でシリコンバレーでVCとして有名なベン・ホロウィッツの言葉は身にしみます。

建前的には、会社っていうのは営利団体で利潤の追求を目的としている。とされていますが、実際に経営をしてわかるのは、「儲かれば良い」では長く続かないっていうことですね。

グレーな仕事が儲かるのは誰でもわかっているわけなんで、もしも本気でお金だけ欲しいのであればそういう仕事をしているし、ベトナムなんかに出てこない。東京だけで充分なんですよ。でも、会社の事業を通して実現したい「自分の正義」とか「まわりの人の幸せ」とかがあるからみんな頑張ってるんですよね。

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