熊本地震が起こり、やっぱり日本は地震が多い国なんだなーと改めて認識させられる。
それと同時に、日本の凄さを感じる。あの規模の大地震が起こっても死者数が50名程度。同じタイミングで起った同じくらいの規模のエクアドルでは600名以上が亡くなっている。
日本人が生み出した地震に強い建築技術は世界一
そもそもこの規模の地震で全壊した家の数が少ないのだ。それは長年地震を意識して家づくりをしてきた結果なのだろう。東日本大震災の時に無くなった方もほとんどは津波による死者。つまり建物が倒壊して亡くなったわけではないのだ。
おそらくハノイでM5以上の地震がきたら死ぬな。
地震大国で生まれ育った僕はいつも考えてしまう。ハノイの建物はほとんどがレンガ造り、横揺れには弱い。「地震が無いから、大丈夫でしょ?」という人がいる。僕も前までそう思っていたのだが、実はハノイも数百年スパンで歴史を紐解くと大きな地震があったようだ。なので、安心してはいられない。もしもの時を想定してなくてメルトダウンしたのが福島原発事故だったわけで、ハノイの建物も「想定外でした」で死人が出たのでは笑えない。
日本の建築技術は売れるはず
地震は根本的には予測不可能だと思う。こないだネパールで大地震が起こったときにそう思った。なので、少なくとも過去に地震が起った場所では地震対策をしておくべきだと思う。そして日本は耐震・免震技術をもっと売っていっていいはず。よく日本企業が揶揄されるのだが、「技術があっても、売り方が下手」。耐震・免震技術を売っていくことは日本人が海外に営業していく良い練習になるとも思うんだよな〜。