ウイルスセキュリティ国内大手のBKAVは10月下旬、自社開発したベトナムブランド初の高級スマートフォン「BPhone」の店頭販売を開始した。
ベトナム初の国産スマホB Phoneが発売されました。ネーミングといいそのフォルムといい、どう見てもそれはIphoneじゃねえのか(しかも3世代前の)というツッコミは僕のほうでしときます。
BPhoneは5.5インチのフルHD画面で、厚さは7.5mm。米クアルコム(Qualcomm)のマイクロプロセッサ「スナップドラゴン(Snapdragon)801」及びBKAVのアンドロイドを元にしたオペレーティングシステム「BOS」を搭載している。メインカメラは13mp、フロントカメラは5mpで、高精度トラッキングオートフォーカス機能を備えている。初の国産高級スマホ「BPhone」、店頭販売開始
スペックとしては画面の大きさや厚さ、搭載しているプロセッサなどそんなに悪くはなさそう、むしろ画面サイズや大きさ、CPUとカメラ性能をみると他の製品に全然負けてないような気もします。
BKAVは今年6月より自社電子商取引(eコマース)ウェブサイト「vala.vn」で同製品の販売を開始。販売価格は、◇16GB:999万VND(約5万5000円)、◇64GB:1290万VND(約7万0500円)、◇128GB(金メッキ本体):2020万VND(約11万円)となっている。発売からわずか12時間で約1万2000件の注文が入ったが、これまでの合計出荷台数は公表されていない。
価格は意外と強気です。128GBで11万円というとIphoneと変わらないじゃんと思ったのですが、発売から12時間で1万件を超える予約が入ったというので滑り出しは順調なのかもしれません。
もしかしたら、発売元のBKAVはAppleを超えるスマートフォンメーカーになるかもしれませんね。
というのは冗談として、僕はパクり(あえて言ってしまいますが)は悪いことじゃないと思っています。ブランド品のコピーのやオリジナリティを求められる場面(オリンピックエンブレムとか)は別として、ですよ。
ヨーロッパの画家として有名なゴッホは生涯のほとんどをミレーという画家のトレースをして過ごしました。来る日も来る日もミレーの絵を真似して書きますが、ミレーとまったく同じには描けませんでした。しかし、当時の最先端の油絵の基本的な書き方はそのトレースで身につけたのです。
最後、ゴッホはどうしてもミレーと同じにかけなかったため、半ば投げやりに繊細なタッチではなく、強いタッチでひまわりの絵を描いた。「俺はミレーと同じようには描けないんだ!」その強いタッチで描かれた数々の油絵は現代において”ゴッホタッチ”と呼ばれ、非常に高い評価の絵画になりました。
最終的にオリジナリティにあふれた本物ができあがり、多くの人びとに価値や魅力を提供できるとしたらそのプロセスにあるトレースは悪いことでしょうか?
こういう理由で僕はB Phoneにはがんばってもらいたいなと思います!