2エントリー連続で「武器としての書く技術 (中経出版)」に書かれていた内容で参考になったことを紹介します。イケダハヤトさんの著書の中で彼は1年間に500冊の本を読破したと書いてありました。1日1冊以上の本を読んでいる計算になりますね。
普通に読んでいたのではとても読める量ではありませんが、イケダハヤトさん流の速読方法があるようです。
とにかく読み飛ばす!
イケダさんは本を読むときとにかく読み飛ばすそうです。
イケダハヤト流 「飛ばし読み」速読術 毎日アウトプットし続けるためにも、インプットは大切です。 ぼくはオンライン書店の店長でもあるので、人より多く本を読んでいます。月間でいうと100冊は読んでいるでしょうか。多い日だと一日10冊読んでしまう日もあります。 なぜこんなに読めるかというと、速読をしているからです。軽い本だと、5分もあれば読み終えることができます。 速読というとすごい感じがしますが、要するに「飛ばし読み」です。
この後具体的に書かれているのですが、まとめると下記の条件に当てはまったら読み飛ばすそうです。
①すでに知っている情報
②難解過ぎて理解できない情報
③今の自分には要らない情報。
たしかに、読書の本質からすれば、何らかの価値ある情報を取得することが目的なので価値がなかったり、価値を消化することができなかったりするなら読み飛ばしたほうがいいですね。今の自分に必要ないかどうかを判断するのはいささか難しい気もしますがこれもなれでしょうか。この速読術で本を読むとたしかに本の読書量自体を減らせるので通常の読書速度の3倍くらいの速度は簡単に出せそうな気がします。
書籍の核心部分は全体の5%以下 僕は気に入った本はブログに「読書メモ」を残すようにしているのですが、どれだけメモが長くなっても、せいぜい全体の5%ぐらいに収まるものなんですよね。 僕も本を書くのでわかるのですが、本の中での「核心」はやっぱり5%ぐらいなんです。裏を返すと、書中の95%は「核心」に至るためのたとえ話や前置き、解説ということです。それらに読む価値がないとは思いませんが、核心を理解できるようならすっ飛ばしても問題がありません
あと、この部分はやはりそうか!と確信を持てました。ぼくも同じように考えています。書籍の中で著者が言いたいことって本当は数ページ分しかなく、他の部分はわかりやすく解説したり根拠をつけたりといわゆる肉付けされている内容で重要度はなかったりします。あと何十冊も本を出版してきた作家の方から昔聞いた話ですが、「どんな大先生も人間なんだよ。大抵の本の著者は最初の数十ページで言いたいことはすべて言うし、それ以降は書くのに疲れてしまうから、本なんて前半数十ページだけ読んでればいいの。」
多少冗談も入っていると思いますが、文章の基本は起承転結ですし、人間たしかに仕事をしていると後半は疲れてくるものです。元気のある冒頭部分で気合をいれて書いた文章の価値が高いのは理にかなっているんじゃないでしょうか?
こんな感じで考えていたら、今まで自分のしてきた読書は無駄が多かったなと反省するとともに速読を試してみようという気持ちになりました。