ベトナムはIT先進国になるかも!グラブタクシーベトナムで営業許可取得。

グラブタクシー(シンガポールの配車アプリ大手) 12月から正式にベトナムの5地域で登録された自家用車を使う輸送サービスを開始する。ハノイ、ダナン、ホーチミン市とクアンニン省、カインホア省で年末までに始める。

同社のサービス「グラブカー」は、スマートフォン(スマホ)配車アプリを使った、営業免許を持つ自家用車配車サービス。グラブタクシーは地元タクシー会社と組んで2014年2月からベトナムでタクシーサービスを始め約2年間の実績により、政府から同社の基幹サービス、グラブカーとしての営業許可を得た。(ハノイ支局)グラブタクシー、ベトナムで営業開始へ

日経新聞から引用した記事です。

グラブタクシー(Grab Taxi)は日本でもおなじみのタクシー配車サービスです。スマートフォンアプリから現在地を指定してタクシーを呼べる便利なアプリなんですが、ベトナムでついに営業許可を取得したそうです。

常に先進国が先を行っているわけではないWEBサービスの面白さ!

グラブタクシーはベトナムで非常によく使われているWEBサービスです。ユーザーの使用率とかをまとめたデータはありませんが、おそらく先進国を同等かもしかしたら上を行っているかもしれません。どんなものでも、先進国が先で発展途上国はあとみたいな印象というか常識みたいなものをみんな持っているような気がするのですが、グラブタクシーの例からわかるとおり一部サービスでは先進国以上に発展途上国で早く発展するWEBサービスがあります。

特にベトナムではタクシーが日本に比べて庶民の足として利用される率が高いのでニーズが高いとみなされたんでしょうね。おそらくグラブタクシーはベトナムで圧倒的なシェアを持って売上をガンガン上げていくことでしょう。WEBサービスは面白いですね。

他にも先進国より先を行っている例はいくつかある

ベトナムで先進国(日本ベース)より先を行っているなと思う例は他にもいくつかあります。 例えば、オフィスのセキュリティ認証に指紋センサーが普及しているのは驚きました。ベトナムでは割りと小さい会社でも指紋セキュリティを敷いていて社員は物理キーを持たなくても安全に会社に入ることができます。
あと、ECサイトで洋服を買うのも日本と比較して利用率が高いように思います。社員の4割くらいはECサイトで服を買う。なんでかというと物流が発達してないから、小売店に豊富な種類の服がないことがある。なので、ネットで情報を仕入れてお店の人に在庫を持ってきてもらうのがコスパ良いということらしいです。
よくタイムスリップ経営なんていいますが、前提が発展途上国は先進国より遅れているんだーというのは時々、ちゃんと調査すると違っていることがあるので現地でのビジネスには調査がとても大事だと思います。
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