なぜ、日本人のひとりあたりの生産性(GDP)は低いのか?

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海外でビジネスして早いもので4年くらいが経ちます。昔は”日本人である強みを活かして日系企業と仕事しよう”、”日本人の若者がどんどんアジアに出てくるきっかけづくり”をしようという意識が強かったですが、最近はその考え方は180度変わりつつあります。

日本人の働き方、クソ生産性低い

その背景にあるのは日本人の絶望的な生産性の無さです。

GDP

2014年の1人当たりの名目GDP(予測)/ドル

アメリカ 54979.94
日本   38141.84
ドイツ  47892.94
フランス 45123.47
イギリス 43829.98
イタリア 36215.65

先進国5カ国を比較したら、こんな感じです。GDP総額では日本は世界3位ですが、ひとりあたりに換算するとパフォーマンス悪すぎるのが数字で見ればすぐにわかります。

定量的なデータではなんとなく知っているという人も多いかと思いますが、”なぜ?”って考えたことありますかね。おそらく無かったり、推測の域を出ない予測しか皆さん持ち合わせてないはずです。

それは、良いとか悪いとかは置いておき、日本で日本人としか働いたことがない人がほとんどだからです。

海外に出てきて、外国人と働くことで”なぜ、日本人のひとりあたりの生産性は低いのか?”嫌でも理解することになりました。今日はそんな生産性のお話です。
  

無駄な会議が多い

とにかく日本人と仕事していると無駄な会議が多いです。そして、無駄に報連相を敷いられます。それは江戸時代からの封建社会の制度や、高度成長期の誰がやってもうまくいった時代の組織論でみんなが動いている結果です。レガシー層と呼ばれる過去の成功にしばられた人はこのような日本の伝統的な無駄を好み、仕事をやった気になっていますが、それは妄想に過ぎません。

海外で働けば一発でわかりますが、報連相をまったくしないで成果をあげている人材なんて山ほどいますし、無駄な会議だったら途中退席なんてザラにします。「アジェンダなしにMTG開いてんじゃねーよ」って言われます。

日本企業でもそういう事に気がついて、生産性が高い会社はあると思いますが、あくまで一般論で、日本人の多くは低生産な働き方の呪縛から抜け出せてません。
  

無駄な付き合いが多い、飲み営業という異常な文化がある

「人間関係ではなく、最後はソリューションで仕事を取らないといけない」僕の尊敬している起業家(東南アジアで大成功しました)が言っていた言葉です。まさに僕も同じ考え方です。

一報日本での営業社会では未だに「仕事は人間関係100%だからね」みたいな意味わかんない理論がまかり通ってます。海外でこんなこと言ってるから、中国企業とか韓国企業に簡単に仕事獲られちゃうんです。「え、逆でしょ、ソリューションで言ったら中国・韓国企業が日本企業にかなうはずない」という反論があるでしょうが、それも間違いです。それについてはこのあと書きます。

話を戻して、日本人は無駄な仕事上のお付き合いというものが多いです。夜の会食で仕事を取ってくるなんてやっているのは日本人くらいですよ。「それがないと仕事だせないね」みたいな日系企業がありますが、そんな会社はすぐに撤退するか上手く行かないので僕は「あ、そ、がんばってくださいね!」って言ってそれ以上は付き合いません(笑)

基本は仕事は日中オフィスの中か、メール電話で決めるものです。オフィスで話しづらい内容があったらランチMTGやカフェMTGで話すの基本です。ベトナム人なんてそれの極みで既婚者は90%くらいの夕食は家で食べてますからね。会食なんかにホイホイ行ってないです。が、仕事は取れてます。

日本の無駄な付き合いが異常だってことを意識すべきです。

ただ、僕は会食を否定しているわけではないです。仕事が終わって他の業種の人や同業種の人と集まって情報交換をしたり、勉強をしたり、意見交換をするような建設的な会食はどんどんやった方が良いと思ってますし、やっています。いわゆる接待的な会食が要らないと言っているのです。仕事はソリューションで取れ。です。それができないのであればその仕事は向いてないか、ベクトルが間違ってます。

  

日本礼賛の洗脳

最近の日本のテレビ番組は本当に気持ち悪い日本礼賛の内容が多いです。「日本人のここがすごい」、「日本の技術が世界で絶賛されている」、「日本バンザイ」。なんだかおかしい。

僕はそれらはメディアの洗脳であり、日本国民がグローバリゼーションの現実から目をそむけたい欲望が生んでいる幻想だと思っています。はっきり言いましょう。もう日本人はそこまですごくないですし、日本の技術やサービスが何でもかんでもウケているなんて時代は終わっています。

①ベトナムの家電量販店の話。

ベトナムの家電量販店。入ってすぐのところにテレビがディスプレイされています。メーカーをみると、Samsung。一番の売り出し商品です。Samsungのテレビは品質が高いですし、湾曲ディスプレイなどの革新性もあります。次LGがあり、日本のメーカーは店内の奥の方にソニーのブラビアと東芝が置いてあるだけです。Panasonicはあったりなかったり。ソニーはそれなりに店内でのマーケティングをしっかりやっていますが、東芝やPanasonicは韓国メーカーと比べると全然目立ちません。先に出した日本のソリューション

もはや、ベトナムではテレビは韓国メーカーだよね。となっています。

②日本人はすごいのか?

前の会社の社長に言われて、なにも言い返せなかった事があります。「ベトナム人の新卒、英語しゃべれて頭の回転も早い、はじめてやる仕事でもすぐ覚えて応用できる、でも給料はお前の5分の1。お前とこいつら何が違うの?」今思えば、パワハラですが(笑)そうなんです。僕はこのとき冷静に考えて「国籍と人種が違うだけで違いはない、いや能力的には負けているかもしれない」と思いました。

日本人はすごいがベトナム人は全然ダメ。みたいなことを平気で言う人がいますが、そういう人は大抵たいした分析もしないでそんなこと言ってます。とある某五つ星ホテルの支配人で何カ国もビジネスで回ってきた人が言ってました

「ベトナム人だろうが、中国人だろうが、アラブ人だろうがアメリカ人だろうが日本人だろうが。できるやつはできるし、できないやつはできない。生まれた国で能力に差が出るなんてことはない。”おもてなし”礼賛主義は完全に思い違いで日本人以外でも気がきけておもてなしができる人材はごまんといる」。

うちの会社僕以外はベトナム人と他の国の人ですが、
・時間は守る
・整理整頓をする
・お客さんとコミットした内容は遵守する
・会社とコミットした内容は達成する

「ああ、こういうことか。」と実感しましたね。日本人はAIに仕事を奪われる前にこういったグローバルで戦える優秀な人材に仕事を奪われるでしょう。

  

海外ビジネスの原則「日本人顧客はリスク顧客」、「日本人採用はリスク採用」

海外に出てきた日本人は”日系企業と仕事しよう!それが一番効率的に結果を出せる”と思うかもしれませんが、それは大間違いです。日本人ほどどうでも良いところにクレームをつけ、金払いの悪い客はいないです。そして、彼らの多くはこの先10年で世界の富裕層から中間層に没落するでしょう。

あなたが、20代、30代ならいまから日本人とのビジネスはリスクだと認識して、海外の金払いが良い人or会社と付き合ったほうが良いです。

また日本人採用も同じです。今はまだ大手企業を中心に日本人幻想があるので、日本人採用枠というものが増えていますが、実はこれは”リスク採用”日本人は労働ビザや人件費、生活のケアなど金食い虫ですが、前述したように”日本人である”というアドバンテージ以外(それもアドバンテージといっていいのか疑問ですが)海外の優秀な人材と比較して特段採用する理由はありません。コストや離職リスクを考えると完全にリスク人材でしょうね。初期費用がかかりすぎます。

ですので、日本人で海外勤務に興味がある人は今のうちに出ていって地盤を固めたほうがいいでしょう。もう少し時代が進み、大した能力がなければ、日本から抜け出せなくなると思います。ただし、その能力に語学力というものは必要とされなくなるでしょう。なぜならGoogleやマイクロソフトが開発しているソフトウェアが数年以内に言語の壁を取っ払うからです。

つまり大事なのはグローバルで通用するビジネス力。と行動力。この2つだけです。

そんな感じなので、僕は当初の方針から大きく変更してこのブログでは日本人の就職を応援するということはやめようと思います。でもそのかわりに日本にいたのではわからない事実を伝えていこうと思います。

この記事を読んで脅されているような気持ちになった人がいたらすみません。僕はまったくそのつもりはありません。むしろ日本にこだわらなければ豊かな人生を送れるいい時代だと思っています。無駄なことをしないで結果がだせますから。生産性を高めていけば自分の時間は増えますし、日本ではもらえなかったような報酬を得ることも十分に可能でしょう。グローバリゼーションっていうのはそういうものだと思っています。

ちなみに生産性や日本がいかに洗脳社会であるか知りたい人は下記の2冊を読むことをオススメします。僕はこの2冊のおかげで晴れ晴れした気分であらためて世の中や自分自信について理解を深めることができました。

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