ベトナムオフショアでの僕の失敗談。

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海外転職に悩んでた人、フタを開けてみれば複数企業から引っ張りだこ、ほぼ1ヶ月で内定」でちらっと書きましたが、年末年始と休む日まもなく仕事が各所から大炎上していましてブログを更新できていませんでした。もう毎日悪夢にうなされ眠れない日々、昼は吐き気がして飯もまともにくえない。ああこれが「HARD THINGS」というやつかと思うほどでした。

そんな中でこれは他の人にもシェアしておいた方がいいなと思う内容がありましたので今日は紹介したいと思います。反省の意味と備忘の意味を込めて書きます。

「端的に言うと、ベトナムの会社とラボ型契約を結んで大失敗した。」という話です。

2015年3月からスタートしたベトナムでの開発チーム。日本から獲ってきたシステム開発案件をベトナムのラボ会社からエンジニアを貸し出してもらい開発して、利益を出そうというシンプルな方法で僕達はビジネスをしていたのですが、これがまあ大失敗。

そもそもラボ型契約っていうのはなに?

ベトナムには優秀なシステムエンジニアがたくさんいます。日系IT企業がベトナムに進出してくる理由の9割くらいはシステムエンジニアを雇用することです。なぜなら日本では一般的に月20万〜100万くらいのコストがかかるシステムエンジニアをベトナムでは4万〜30万くらいのコストで雇用できるからです。3分の1とか、5分の1のコストで人が雇える。そしてシステム開発なんて今の時代場所関係なくできます。だから日本のIT企業はこぞってベトナムに進出してきます。

しかし、いきなりベトナム現地に法人設立なんていうのはリスクが高いです。そこで出てきたサービスがラボ型開発です。ベトナムでエンジニアを雇用している、もしくは雇用できる準備ができている会社が日本のクライアント企業の代わりにベトナム人エンジニアを雇用してチームとして提供する。なので、クライアント企業は自分たちのエンジニアチームを速攻で作れるベトナム進出してきたばかりの企業には重宝される仕組みです。月額コスト的には20万〜30万の間くらいでエンジニアを雇用できます。僕は3名のエンジニアを月額60万円で雇用するラボ契約を結んでいました。しかし僕はこれで大失敗するのでした。

ラボ型開発で日本の受託開発をして大失敗

僕達の会社はラボ型開発で日本の受託開発をしようと考えて動いていました。例えば日本の案件で300万円のシステム開発があったとして、ラボエンジニア20万円を2人分、つまり40万円のコストで使い1ヶ月で仕上げたら60万円の粗利がでます。本当は営業費とか僕みたいな日本人の管理コストが乗るので、もうちょっと利益は薄まりますが、ある程度案件が取れれば、20〜30万円くらいの営業利益が出る手はずでした。

しかし、失敗してしましました。その理由はいくつかあります。

受託開発案件が想定していたよりとれない

それいけスタートしていた僕達が最初にぶつかった壁は案件が獲れないという馬鹿かと思うほど初歩的なものでした。ベトナムに開発チームをつくる前までは数百万円の案件を出すと言っていた会社がなかなか案件を出してくれなかったのです。中には月1000万円分の開発を約束するとまで言っていた会社が「ちょっと待って」みたいなことを言いだします。でもベトナムのラボ契約は月額費用がかかっているので1ヶ月稼働がないと60万円の赤字が出てしまいます。それを2ヶ月くらい喰らいましたね。

開発は日本人の想定どおり行かない

しかし、ついに日本で案件を獲ることに成功!売上は140万円くらいの案件が1件穫れました。「1ヶ月でやりきれば、黒字がでる」そう思っていた僕は甘かったです。その案件は日本でプロジェクトマネージャーが見積もった時には1ヶ月ちょいくらいの工数で作れるという予測だったのですが、結局予想だにしないベトナムオフショアあるあるな遅れがたくさん生じて2ヶ月かかりました。大きな遅れの原因はエンジニアが仕様をミスって理解していたり、技術的な問題を解決するときにコミュニケーションロスが多く解決に時間がかかったりという内容でした。2ヶ月でエンジニアコスト120万+管理費60万くらいもう大赤字です。案件をやればやるほど赤字です。

その後も試行錯誤してみたのですが、1年かけてわかったことは「受託をラボ型開発で回すのは案件数が毎月膨大にある。かつオフショアを熟知したプロジェクトマネージャーがいないと無理」
ということで僕たちはラボ型契約を解約しました。(またこの解約でラボ会社ともめるのですが、それは別の記事に譲りましょう!)とまあ、こんな感じで今日は締めくくります。これからベトナムで開発をしようと思っている方がいたら自分たちの会社が同じような失敗の道を辿ろうとしていないかチェックしていただけるといいかもしれません。

あと、僕で良ければSkypeMTGなどでベトナムオフショアやラボ型開発について相談にのりますのでまずはご連絡くださいー。

問合せ先:info*denchu.asia
*は@マークに変換してメールを送信してください。

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